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LAB LETTER 本日の日用品
BOSSA ZEN NOVA:ブラジルからの新しい波〜LAPIMAとGLOBE SPECSの侘び寂び
*TAO LABより
以前からGLOBE SPECSの店頭で眼鏡を選ぶ時に気になっていた、なんとも彫刻的なアイウェア。
その名は LAPIMA(ラピマ)。
LIFE is ART.
毎日が生活観光、"光を観る用と美眼鏡"見っけ〜:)
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先日、その創業者でありクリエイティブデザイナーのGustavo Assis(グスタボ・アシス)さんと、僕のお気に入りの超トッポイ眼鏡店 GLOBE SPECS の代表、岡田哲哉さんにお会いした。
なんとも素敵な、燻し銀の伯父さまお二人:)
■ ブラジルから届いた、顔に掛ける彫刻

LAPIMAは2016年、ブラジル・サンパウロで、GiselaとGustavo Assis夫妻によって誕生したアイウェアブランド。
芸術的なムーブメントやブラジルの有機的な風景からインスピレーションを受け、イタリア製アセテートを素材に、大胆な色彩と、誰も見たことがないような彫刻的フォルムを生み出している。
もともとブラジルで先進的なファッションのセレクトショップを営んでいたという夫妻。
彼らが目指した滑らかで立体的な曲面は、従来の眼鏡製造では実現が難しいとされていた。
しかし、熟練の眼鏡職人との出会いから、自らの工房を立ち上げ、試行錯誤を重ねることで実現。
現在は約30人の職人たちが、手仕事や研磨の工程を惜しみなく重ね、一つひとつ仕上げているという。
さらに、そのソウゾウは眼鏡だけに留まらない。
サンパウロの店舗、写真、BOOK、ビジュアルまで、外部のデザイナーに委ねず、自らのチームで世界観を創り上げている。
グスタボさんが目指したのは、一過性の流行として消費されるものではなく、ARTとして長く愛され、掛ける人の人生の一部になる眼鏡。
いや、もはや単なる日用品ではない。
眼鏡というより、顔に掛ける彫刻。
日々の暮らしとともに育つ、ARTなのだ。
■ 世界の眼鏡文化を旅する人
一方、GLOBE SPECSは1998年、東京・渋谷でスタート。
ミラノの国際眼鏡展示会で2度"世界一の眼鏡店"に選ばれたというすこぶるイカした眼鏡店。
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代表の岡田哲哉さんは、眼鏡を単なる視力矯正の道具から、ファッション、文化、そして生活を愉しむARTへとひらいてきた人。世界各地を旅しながら、独自の審美眼でアイウェアを発掘し、その背景にある歴史、文化、つくり手の思想まで日本へ紹介してきた。
岡田さんの魅力は、単に素敵な眼鏡を見つけることだけではない。
その眼鏡が、なぜ生まれたのか?
どんな土地で、どんな文化に育まれ、どんな人たちの手から生まれたのか?
そこまで観に行く。
僕の25才からメグル食文化の国内外世界中の旅とある意味、一緒だ。
LAPIMAとの出会いも、そんな岡田さんの旅の延長線上にあった。
世界各地の眼鏡ブランドを訪ね、つくり手の思想や背景まで含めて紹介してきた岡田さんは、LAPIMAのフレームに、単なるデザイン性を超えた強い創造性を感じ取ったという。
実は僕自身、GLOBE SPECSの店舗を訪れるたび、国産アイウェアメーカー以外で最も気になっていたブランドのひとつが、LAPIMAだった。
それは、完成された商品を仕入れるに留まらず、ブランドが生まれる場所へ足を運び、その土地の空気や、つくり手の情熱まで受け取るような出会いだった。
岡田さんはその独創的なフォルムに惹かれ、やがてブラジルへ。
サンパウロ、リオ、パラチーを巡り、グスタボ夫妻の暮らしや工房を訪ね、自然、建築、ART、人々の営みに触れる。実際にブラジルを訪れ、サンパウロの街を歩き、LAPIMAが生まれる現場と向き合った。
そこにあったのは、ブラジルの光、色、建築、音楽、そして人々の自由な感性。
LAPIMAの造形は、工房の中だけで突然生まれたものではない。ブラジルという土地のエネルギーと、そこに暮らす人々の美意識が、職人の手仕事を通してフレームに宿っている。
そして実感したという言葉が、
LAPIMA IS BRAZIL.
眼鏡の中に、ブラジルという土地そのものが息づいている。
■ BOSSA ZEN NOVA
ブラジルの自由で力強いソウゾウ力。
日本の静けさや余白を尊ぶ美意識。
BOSSA/ZEN/NOVA。
ブラジルの音楽やリズムを感じさせるBOSSA。
日本の「間」や侘び寂びを思わせるZEN。
そして、新しい表現の到来を告げるNOVA。
僕にはそんな言波が届いた。
二つの文化、二人の男が出会い、互いの個性を消すことなく、新しい価値を生み出してゆく。
グスタボ夫妻も日本を訪れ、東京や京都の文化、伝統と革新が共存する美意識に刺激を受けているという。
日本/ブラジル。
自然/ART。
デザイン/職人技。
自由な造形/静かな余白。
その「/」あいだに、新しい波が生まれる。
そして今回、お二人にお会いして、あらためて感じたこと。
ソウゾウする才能がある。
その才能を見つける才能がある。
そして、その光を必要とする人へ届ける才能がある。
グスタボさんがソウゾウし、岡田さんがその本質を見つけ、日本へ届ける。
単なるメーカーと販売店の関係を超えた、文化と文化、人と人のGO-EN。
■ 眼鏡から、本へ
そして、岡田さんとは、いつか一緒に本を造ってみたい。
眼鏡の歴史やデザインだけでなく、その向こうにある土地、文化、人間、暮らし。
岡田さんが世界を旅し、見つけ、出会い、つないできたもの。
それらを一枚のアルバムを創るように一冊の本として、次の誰かへ届けてみたい。
眼鏡を通して、世界を観る。
そして、世界を観ることから、また新しいソウゾウが生まれる。
今回のGO-ENも、その始まりになるかもしれない。
BOSSA ZEN NOVA。
ブラジルから届いた新しい波が、日本の感性と出会い、マワリテメグってゆく...


