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本日の一冊
わからない。でも、観てしまう。〜 大暮維人『灰仭巫覡』
*TAO LABより
大暮維人という漫画家を、あらためて意識したのは『化物語』だった。
ANIMEから入り、西尾維新の原作小説へ。そして大暮維人の漫画へ。
言葉。絵。映像と音。
同じ物語なのに、それぞれが負けていない。むしろ三つの異なるステージで、同じ核から別の宇宙がソウゾウされている。
その大暮維人が『化物語』の完結後、自らの世界を描き始めた。
『灰仭巫覡(カイジンフゲキ)』。

読んでみた、正直、よくわからない。
でも、神話、巫覡、科学、テクノロジー、量子的世界、オカルト、不思議......。
これらは大好物だ、それらが分類されることなく混ざり合い、巨大な災厄「夜」を前に、少年少女たちは神々の力を借りて舞う。
わからない。でも、観てしまう。
何より凄いのが、大暮維人の画力。
身体が動く。
風が走る。
空間がねじれる。
神や気配、エネルギーといった、本来「見えないもの」にまで線を与えてしまう。
絵が上手いのではなく、世界を絵にしてしまう。
そこにシビれる。
そしてこの旅を巡りながら、ひとつの夢が浮かぶ。
いつか、
小説/MANGA/ANIME。
ひとつの物語を、三つのステージでソウゾウしてみたい。
単なるメディアミックスではなく、それぞれが独立した作品として、ひとつの核から三つの宇宙をハッコウする。
科学/神話。
現実/異界。
わかる/わからない。
大暮維人の線は、その「/」あいだを疾走する。
わからないから、観る。
観るから、世界がひらく。
『灰仭巫覡』。
その混沌もまた、自分が歩いている一本の「大道」へ、どこかでつながっている。
ひと+そうぞう、たまりませんね〜:)
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