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本日の一冊
「科学」と「禅」が溶け合い、日本語脳でシンカする 〜 中込照明『唯心論物理学の誕生』『万物の起源』を読む
*TAO LABより
今回の「始國マワリテメクル旅」で、以前からメールや電話を通じて交流を重ねてきたフリーの物理学者・井口和基さんと、初めて直接お会いすることができました。
岡潔、バックミンスター・フラー、ニコラ・テスラ...科学を「物質を分析する学問」としてだけではなく、宇宙や生命、そして人間の意識までを含めた大きな調和として見つめてきた先達への敬意を、お互い自然に共有できる間柄なので短い間でしたがとても愉しい、有意義な時をいただきました。
その時、井口さんから紹介していただいたのが、中込照明さんの著作です。

『唯心論物理学の誕生』
現代科学は長いあいだ、「物質」を出発点に世界を理解しようとしてきました。
一方、この本が投げかける問いは、もっと根源的です。
「意識とは何か。」
「観測する私たちは、宇宙とどのような関係にあるのか。」
量子物理学が開いた新しい地平を手がかりに、「心」と「物質」を切り離すのではなく、一つの世界として捉え直そうとする試みです。
だからといって、単なるニューサイエンスでもありません。ニューエイジでも、ホリスティックサイエンスでも、トランスパーソナル心理学でも終わらない...それらが切り拓いてきた地平を受け継ぎながら、日本人が古くから育んできた自然観や生命観、そして「和」の感性とも響き合う、新たな探究への入口のように感じています。
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『万物の起源』
われわれの意識、情念、観念、感性は進化の過程で偶然に獲得されたものではなく、モナドの本質に根差したものである。したがって、また他の動物はもとより、植物、さらには物質に至るまでわれわれと同じ意識、情念、観念、感性を共有し理解しあえる。
(本書「はじめに」より)
TAO LAB MAGでは、この一冊を難解な物理学としてではなく、「生活観光」の視点から紹介しています。
仏教が、日本の風土の中で禅へと深まり、茶道や華道へと暮らしの文化になっていったように...科学もまた、日本語脳という土壌を通して、新しい姿へと育っていくのかもしれません。
科学は、視える世界を説明するためだけにあるのではない。
観えない世界とのつながりを、より深く感じるためにもある。
...忙しい日々の暮らしの中で忘れかけた「光」を観る楽しみ...読書というものはとても安上がりなもう一つのTRIPです。
どこでも、いつでも、ここにいながらにして、過去へ未来へ、極限へ楽園へ、さらに宇宙に魂に。
結果、今に触れ、己を知ることが出来ます。
そんなワクワクドキドキな「聖真善美の旅」を、皆さんと一緒に引き続き、歩み、楽しみたいと思います。
PS.
それにしても井口さんのボイス〜なんとも渋く、心地よく、響きました:)
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かずもとちゃんねる


