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本日の一冊
日本の精神性を育んだ大和言葉...は、宇宙語?神界語??
大和言葉が育んだ、日本精神
1974年に発行され、2003年に改訂版が刊行された渡部昇一さんの『日本語のこころ』。

半世紀以上を経た今も、その内容は少しも色褪せていません。
本書が伝えているのは、日本語は単なる「話すための道具」ではなく、日本人が長い年月をかけて育んできた自然観や人間観、そのものだということです。
春夏秋冬の微かな移ろいを感じ取り、人と人との「あいだ」を大切にし、自然と共に暮らしてきた日本人。
そうした暮らしの中から育まれた大和言葉は、「説明する言葉」である以前に、「感じる言葉」でした。
TAO LABでは、この感覚〜思考のOSを「日本語脳」と呼んでいます。
日本語脳とは、物事を細かく分けて理解する知性だけではなく、一見別々に見えるもののつながりや響き合いを感じ取り、全体として観るOS。
分析する力に加え、統合する『わのちから』とも言えるでしょう。
日本語脳は、科学と精神性、自然と人間、過去と未来さえも対立させず、一つの生命の営みとして受け止めようとします。
これからの時代、AIや科学技術はさらに発展していくでしょう。
だからこそ、その土台となる精神性は、ますます大切になります。
大和言葉が育んできた日本こころ=日本人の精神性...それは、懐かしい過去の文化ではなく、これからの未来を照らす、新しい文明の種なのかもしれません。
大和言葉は宇宙語だったのかもしれない
もし、大和言葉が地球だけで育まれた言葉ではなかったとしたら。
もし、それが宇宙のどこかから運ばれてきた「宇宙語」であり、神々が交わしていた「神界語」の名残だったとしたら。
ふと、こんな「少し不思議(SF)」な物語が浮かんできました。
大和言葉には、人と自然を切り分けるのではなく、風や水、山や海、花や鳥、そして人の心まで、一つの響きとして包み込む力があります。
まるで宇宙そのものが、一つの生命として息づいていることを思い出させるように。
太古の日本人は、新しい言葉を発明したのではなく、宇宙に満ちる響きを受け取り、大和言葉として紡いだのではないか、と。
もちろん、それを私は証明することはできません。
けれど、「もしそうだったら」と思いながら大和言葉に耳を澄ませると、この星の景色は少しだけ違って見えてきます。
そんな「少し不思議」な想像も、日本語脳が私たちに贈ってくれる、もう一つのTRIPなのかもしれません。


