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本日の催し
宮本亞門+三島由紀夫『サド公爵夫人』観劇

*TAO LABより
1月28日、こちらの舞台を観劇いたしました。
作_三島由紀夫 演出_宮本亞門
美術_久保田悠人 衣裳_ツグエダユキエ 照明_佐藤啓 音響_鹿野英之 ヘアメイク_山本絵里子 演出助手_木村孔三 舞台監督_千葉翔太郎
ルネ サド侯爵夫人 成宮寛貴
サン・フォン伯爵夫人 東出昌大
アンヌ(ルネの妹) 三浦涼介
シミアーヌ男爵夫人 大鶴佐助
シャルロット (モントルイユ夫人家政婦) 首藤康之
モントルイユ夫人(ルネの母親) 加藤雅也
2時間ほどの上演〜感想を一言で言えば、後半、とりわけラストへ向かう成宮くんの台詞が、三島由紀夫その人と重なって聞こえた、ということに尽きます。
この戯曲(1965年)は、すでに1970年へと向かう三島の「精神性」と「行動指針」を、内側に織り込んでいたのではないか...舞台を観ながら、そんな確信にも似た感覚が立ち上がりました。
それはもはや「夫人」ではなく、「漢」の叫びでした。
終幕、成宮くんは観客に背を向け、全裸となり、そのまま光の中へ歩いていく。
やがて暗転...
その一瞬、場内の空気が張りつめ、成宮ファンの女性たちが息を呑む気配さえ伝わってきました。
あの場面は、まぎれもなく象徴でした。
"終わり"でありながら、同時に"新しい始まり"でもある。
ちょうど一年前、生誕100年の三島由紀夫から「行動せよ」という言葉が、私の"内なる宇宙"に届いたこと、あらためて思い出しました。

そしてもうひとつのご縁。
昨年、三島由紀夫生誕100年の集いに出席したおりにこの舞台の演出を下宮本亞門さんも登壇していました。その時に、この舞台を2026年に行うこと〜チラッとお話ししておりました、で、楽しみにしていた次第です。
演出の宮本亞門さんは、玉川高等部の先輩。
彼が3年、私が1年の1975年、コスモス祭で亜門さん率いる演劇部はミュージカル『ゴッドスペル』を上演しました。その夏、アメリカで偶然そのレコードを手にしていた自分としては、驚きとしか言いようのない巡り合わせでした。
さらに同じ年、英語劇では、まだ「四季」が手がける以前の『ジーザス・クライスト・スーパースター』が上演されました。。
どういうわけか、どちらもキリスト...玉川っ子の文化系の方々、なかなかに"ませて"おります、ステキです。
終演後には、ありがたいことに亞門さんとも少し言葉を交わすことができ、同窓生ならではの記憶が静かに花開きました。
そして今、三島由紀夫"シン・世紀"の101年目。
あの「行動せよ」という言波を、あらためて胸に、腹に、足に。
この春、雛祭りから。その実践として、私は「始国」へ旅立ちます。


