MAGAZINEマガジン
本日の一冊
藤井タツキ 〜 ファイヤーパンチ 〜
藤本タツキとは:
「破壊と再生」「生と死」「暴力と純粋さ」を鋭く描く作風で知られる日本の漫画家。
衝撃的かつエモーショナルな描写、強烈な人生観や哲学的テーマ、そして予想を裏切る展開。
ダークファンタジー、ホラー、青春ドラマなど、作品によってまったく異なるトーンやジャンルを使い分けられる"振れ幅の広さ"も特徴。
彼の現在の作品、『チェンソーマン』の世界が、アニメ/映画という形でさらに拡がっていて、シリーズ人気は継続中。特に映画版"Reze篇"などの公開もあって、再び注目が高まってます。先日鑑賞いたしましたが若い子たちでぎっしり!でした。
そして『ルックバック』が、2026年実写映画化公開されるというニュースが届きました。マンガは未読、アニメはなんとも味のある作品でした。彼の作品が実写化されるのは初めて。監督は是枝裕和ということで期待が膨らみます。
で、最近、彼の若い諸の短編マンガがアニメシリーズ化『藤井タツキ 17-26 』も鑑賞〜こちらは別途、本日の一本にてご紹介いたします。
そんな彼の初連載マンガ『ファイヤーパンチ』を読んでいます〜「少年ジャンプ+」2016年4月18日から2018年1月1日連載。
余談ですが「「少年ジャンプ+」は名実共に「週刊少年ジャンプ」電子版からオリジナル作品へシフト、後の『SPY×FAMILY』・『怪獣8号』のヒットへと繋がっていきます。そのきっかけとなったマンガの一つです。
さて、この作品〜熱狂的な読者が多く、藤井さんの現在に至る代表作とも讃えられております。
アニメ化されておらず、では〜ということで手に取った次第。
で、読み始め〜〜〜オッサンのせいか、よく訳わからず...この感じは「進撃の巨人」にもあったけど、さらに〜。
訳わからないとはいえ、なんだか揺さぶられ、問いが産まれます。
生きるとは何か?
ただ存在し続けることと「生きること」は同じか?
救済と破壊、狂気と信念の線引きはどこにあるのか?
愛は呪いにも薬にもなる--その差は何か?
理解ではなく、余韻に支配される〜そんなマンガです。
あらためて時を置き、再読しようと思います。


