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二本足歩行の生き物「ヒト」〜 3冊から導く「健美の歩き方」

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*TAO LABより
私たちは毎日歩いている。
けれど、その"歩き方"について学ぶ機会はほとんどない。

今回取り上げる3冊は、
①身体の使い方(究極の歩き方)
②科学的エビデンス(ウォーキングの科学)
③足という根源(足首から下)
という3方向から、歩くという行為の本質を照らしてくれているかと。

歩くことは、最古の健康法であり、日々の瞑想であり、身体を通して"生き方"を整える行為とも云えます。
ではご一緒に〜歩いてみましょう:)

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究極の歩き方/アシックス スポーツ工学研究所
ここで語られるのは"脚ではなく、身体全体で歩く"という視点。

・骨盤の角度が歩幅と疲労を決める
・体幹の立て方で膝や腰の負担が変わる
・重心移動がなめらかになると、歩きは自然に美しくなる

頑張って歩くのではなく、"軸が整った身体が勝手に歩く"。

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ウォーキングの科学 10歳若返る、本当に効果的な歩き方/能勢 博 (著)
こちらはデータに基づく、最も客観的なアプローチ。

・速歩き(中強度)が健康効果を最大化
・1日8,000歩+中強度20〜30分が理想
・歩幅と歩行速度は"若さ"の指標
・若返りポイントは「後ろ脚の蹴り出し」

なんとなく歩くのと、目的性をもって歩くのでは、身体への効果がまったく違うことを教えてくれている。

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要は「足首から下」〜足についての本当の知識〜/水口 慶高 (著)-木寺 英史 (監修)
歩き方の質は、足裏の感覚で決まる。

・足指が使えないと歩行は崩れる
・足裏3点(母指球・小指球・かかと)のバランスが全身を整える
・外反母趾・浮き指・扁平足は"結果"でも"原因"でもある
・つま先の向きが骨格ラインを自動補正


理屈で覚えることと、意識して実践することは違うけど、こんな感じなのかな?

1|立つ(軸をつくる)
・骨盤をやさしく立てる
・みぞおちを引き上げるように
・首の後ろを長く
→ 軸ができると、足への負担が消える

2|歩く(後ろ脚を使う)
・足を前に出す意識を捨て
 後ろ脚が身体を押す
・息が弾む程度の"速歩き"

3|整える(足首から下)
・足指のグーパー
・かかと→母指球→小指球の三点着地
・つま先はまっすぐ
→ 姿勢が自然に補正される

歩くことは、毎日の小さな巡礼
特別な道具はいらない。ただ立ち、ただ歩く。

しかしその一歩の"質"が変わると、身体・気分・脳・姿勢・気血、すべてが連動して整い始めます。
健(Health)と美(Beauty)は別々ではなく、「正しく歩く」という単純な行為からも生み出すことが出来る果実ですね。
今日の一歩が、未来の背骨と足と心=あなたをつくる。

歩くことは、私たち自身を取り戻すための、やさしい巡礼。
来春、31年ぶりの四国歩きお遍路1400キロ(四国内1200キロほど)、同行三人〜空海とわたしとあなた...との祈りの旅に出ます。
メグリテマワル〜意識して「歩くこと」実践してきますね。

May the light=Force=right be with us steps:)

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