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本日の一本

『シャンタラム』まずはドラマ「人間の再生と愛」から〜そして原作「人の存在の根源と赦し」へ。

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*TAO LABより
先日のお江戸、実り多い時をいただきました。いろんな果実いただいたのですが、ここに記すのはそのひとつ。

このように記録していますが、彼女たちの会話から知ったこの物語『Shantaram(シャンタラム)』〜小説からドラマ化されているということで、早速、その場で書籍は頼み、ドラマは直ぐ観れるのでこの晩から二日かけ、一気に鑑賞いたしました。

心は日本、身体はハワイ、魂はインド〜というわけで、とても惹かれ、大好きな場所がインドです。なかでも特に惹かれてやまないのは、南インド。

こちらドラマとはいえ、ボンベイ(現ムンバイ)を舞台に、そこに描かれているインドの姿、そこに現れるインドの人々の息づかいは驚くほどリアル。私はその世界へと一瞬にして没入してしまいました。

最近、ずっと内なる宇宙から届く言の葉...「許しを請い、赦せますように...」まさに、その祈りを体現する一本でした。

感動と自己再生のドラマ
ドラマ『Shantaram(シャンタラム)』

・荒れ果てた過去からの逃避と旅立ち
主人公・リン・フォード(演:チャーリー・ハナム)は、オーストラリアの刑務所から逃亡し、1980年代の混沌としたボンベイ(現ムンバイ)に身を隠します。そこで彼は、スラム街の貧しい人々に医療を施すことで次第に心を結び、自らの"逃げの人生"から"誰かのために生きる人生"へと変わっていきます。

・愛、選択、自己救済
リンはボンベイで謎めいた女性カラ(演:アントニア・デスプラ)と出会い、愛と自己再生の渦に巻き込まれていきます。自由と愛、自己保存と他者への献身――。彼の葛藤と選択に、胸が締めつけられるような切なさと共感を覚えるでしょう。

・色彩豊かな人間模様
スラム街の仲間たちやギャング、外国人、地元の住民など、多彩なキャラクターが織り成す世界観も魅力です。リンのスラムでの出会いが、彼にとっての「帰る場所」となっていく描写は、深い感動を呼びます。


『Shantaram(シャンタラム)』

1980年代のボンベイの熱気と雑踏、そしてスラム街のまなざしを見事に映し出しています。美しい映像と緻密なディテールは、まるでその場にいるかのような臨場感を与えてくれます。
12話のドラマの終わりは?...そして未完となっています。
続き、ぜひ、観たい!

さて、こちらの原作が届きました。
全三巻の文庫、2000ページに及ぶ大作。

ページを少し開いたところ、ドラマのもちろん核にはなっていますが、より物語として濃密な人間関係が描かれ、さらに、インド思想、善悪の彼岸、人間存在の苦悩と救済といったテーマ深く脈打っていることを感じました。このテーマ〜大好物です〜がさらに深く描かれている気配です。
これは小説のほうが〜さらに...さらに...深く...こりゃ、一気読みせずにいられないでしょう。

現在、この聖なる書『最終知識』、あらためて再読し始めました。
来月早々、久しぶりに登山をするご縁をいただき、一緒に山へ向かう知人から、その前に再読するようにと連絡が。まるでそれは天からのメッセージのように感じ、受け取った次第です。
この書籍、今、共鳴する方少ないですが、のちのち、伝説の一冊になること確実です。百匹目のサルのひとりとして、最先端=369:)お好きな方は手に取り、読むことトライしてみてください。何度も読み返すであろう、一生の一冊になること、請け負います。
まさしくこれ、タイトルの如く『最終知識』です:)

まずはこちら読み直しながら、その後、この人間が「赦されたい」と願う切実さとヒトが「誰かを赦す」という勇気を描いた大河小説に身を心を魂を投げ込もうかと。
お楽しみが続きます〜このGO-ENに繋げてくれた名も知らぬ話したこともない彼女たち、ありがとうございます。

余談:
その昔、アンマのダルシャン兼ねてボンベイ滞在していた時、連れてってもらったヨーグルト屋さんの〜その時、食べたのはマンゴーヨーグルトだったんだけど...無茶苦茶美味かったなぁ〜驚いた!乳製品、匂いが苦手なんだけど、こちら、驚くべきことに苦手な匂いもなく。
そんなこと、思い出したよ。アバイ、ありがとう。宇宙一のヨーグルト屋だった!
また行きたいなぁ、そこには。

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