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本日の一冊 シン・カガク

"ミロクの世" その1 出口王仁三郎聖言集『三鏡』

「善いことをすれば善くなり、悪いことをすれば悪くなる世を称してミロクの世と云うのである。

今までの世は悪いことをしても旨く世間を胡麻化ごまかすことが出来れば立身出世も出来るし、善い事ばかりをして居ても、虐しいたげられ苦しめられ悲惨な境遇に泣かれなければならぬものも数多くあった。

これは悪魔の守護する世であったからである。

ミロクの世になってからは最早もはやかかる不合理は許されない。善いことをすればどんどんよくなり、悪いことを企つれば片端から打ち砕かれ、悪の思わくは一つも立たぬ正しい世の中になるのである。」
出口王仁三郎 昭和3年4月・水鏡

*TAO LABより
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三鏡

『三鏡(さんかがみ)』とは、宗教家・出口王仁三郎が弟子たちに語った言葉を、側近・加藤明子が書き留めた如是我聞集で、『水鏡』『月鏡』『玉鏡』の三冊からなる著作の総称です。大正14年(1925年)から昭和9年(1934年)にかけて語られた内容が、機関誌『神の国』に連載後、書籍化されました。全部で844篇におよぶ講話が含まれています。
冒頭にアップしたのはこの書籍から転載したコトバです。

哲学的観点から「三鏡」を解釈
・内省と鏡の象徴性
―「鏡」は自己認識の象徴です。三つの「鏡」は、人間の内なる心や霊面の多層性を映し出す役割を果たしていると考えられます。

・言葉と霊性の結合
―出口王仁三郎の語った"聖言"は、単なる言語表現を超えた霊的・真理的なエネルギーを帯びています。「言霊」との深いつながりがあり、言葉そのものが現実の変革力を持つ哲学的解釈も可能です。

・現代科学・文明への批評
『水鏡』の中には「科学の力」についての批評があり、現代文明・学者の万能観に対して根本的な疑問を投げかけています。科学が発達しても、飯を食う、本質的な存在すら解明できない虚しさを示唆しています。これは科学万能を批判しつつも、より高次の認識や実在への渇望を哲学的に示す視座です。

・倫理と美意識の結合
三鏡には愛・信仰・無我・無常などのテーマが多く含まれ、倫理思想と宗教哲学の融合が見られます。さらに美や芸術に関する洞察も多数あり、宗教的・哲学的観点から美を考察するうえでも価値があります。

あらためてここのところ歴史を俯瞰すると「大本は日本の雛形」、「日本は世界の雛形」だと実感しています。関連書籍+ネット空間をサーフした結果、出口王仁三郎のコトバの波動にあらためて身を任せたいと思い、電子ブックで手に入れ、いつでも何処でも読めるようにしています。

私は霊媒的な体質で、特別な体験として何度か100%意識と身体を道具として渡したことがありますが、それはレイカイからの周到な準備と万全の態勢、さらに波動がまるで違うあちらとこちらを繋げるには、距離の問題ではないですが、物理的に例えるなら遠ければ遠いほど、深ければ深いほど、電気で例えたなら、超高圧変電所→一次・二次変電所→配電用変電所→そして変圧器(私)にいたる多層無数に渡る電圧を調整したり、ノイズを排除するお役目を遂行してくれる多くの「無私」の存在がいてこそ、実現するものです。

私自身の体験から、通常ではそのような100%状態にはなかなかならず、どうしても「ワタシ」と「ソノカタ」の意識が混ざり合い、その境界が曖昧になるため、極めて慎重な精査が必要となります。
また、第三者、特に多人数がいるとノイズが入るというか、気にしてしまう体質なのでなおさらです。

独りの時の方がお気楽で〜「ソノカタ」の意識=存在に同調するには声が聞こえるというより、本とか映像とかネットとかという扉を通して重なる=同調することの方が得意なようです。

さて、しばらく出口王仁三郎と文字を通して、さらにそこから深く同調してこの次元で "ミロクの世" が実現するための羅針盤を降ろしたいと思います。
ただ単に知るのではなく、ご一緒にその道、道具としてリアルに歩みましょう〜:)


追記
今、必要なことは...レイカイあらためシンレイカイ:)から、「行動!!!」と〜ここ、時空を超え、ご縁いただいた存在(三島由紀夫、ケネディ、小栗上野介、出口王仁三郎)全ての方が仰っていました。
そのシンイは?... 改めて次回、受け止めましょう。

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