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『ファーストスラムダンク』も凄かったけど『ルックバック』の新しさ... 地方の映画館なのに多くの若者が...珍しい現象

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*TAO LABより
以前「スパイダーバース」をピックアップしました。内容以前にこの作品の作り方+世界観、海外のアニメではありますがアニメワールドにとてつもなく大きなインパクト与えたと思います。
そういう観点なら国内では「ファーストスラムダンク」が凄かったですね...ある意味、スパイダーマンとは真逆、まるで「漫画」が動いているという...また、音とのシンクロがヤバかったです。「ART」というよりは「職人技」というべきか。

さて、『ルックバック』、先日鑑賞しました。この作品1時間弱という尺。
地方の映画館〜個人的にはありがたいですが、そんなに人が入っていないという...ところがこの作品、若い方が一杯入っていました、平日の午後とはいえ。

「チェンソーマン」で知られる人気漫画家・藤本タツキが、2021年に「ジャンプ+」で発表した読み切り漫画「ルックバック」を劇場アニメ化。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」や「君たちはどう生きるか」などさまざまな話題のアニメに携わってきた、アニメーション監督でアニメーターの押山清高が、監督・脚本・キャラクターデザインを手がけ、ひたむきに漫画づくりを続ける2人の少女の姿を描く青春ストーリー。

学生新聞で4コマ漫画を連載し、クラスメイトからも称賛されている小学4年生の藤野。そんなある日、先生から、同学年の不登校の生徒・京本の描いた4コマ漫画を新聞に載せたいと告げられる。自分の才能に自信を抱く藤野と、引きこもりで学校にも来られない京本。正反対な2人の少女は、漫画へのひたむきな思いでつながっていく。しかし、ある時、すべてを打ち砕く出来事が起こる...

ドラマ「不適切にもほどがある!」や映画「四月になれば彼女は」「ひとりぼっちじゃない」などで活躍する河合優実が藤野役、映画「あつい胸さわぎ」「カムイのうた」などで主演を務めた吉田美月喜が京本役を担当し、それぞれ声優に初挑戦しました。

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原作の漫画『ルックバック』が掲載されたのは、アプリダウンロード数が2600万超(2023年12月時点)の国内最大級の漫画アプリ『少年ジャンプ+』であり、気軽にスマホで読む読者が多い。そこで藤本タツキは、読み手がスマホで読むことを意識して、画面上に表示される1ページ単位での表示で見応えがある表現をしつつ、読者がページをスワイプした際の画面の動きを展開に組み込み、動画的な効果をもたらすという驚嘆すべき技術を発揮しているとのこと。

この漫画が映像になる上で〜さらにこんな画期的な挑戦が。


劇場アニメ「ルックバック」アニメーター・井上俊之が語る制作の裏側


劇場アニメ「ルックバック」河合優実に押山清高監督が「うらア!!」を実演

なるほど...この1時間余りの作品が完成するまでに...凄いことが起こっていたのですね。
やっぱり、作り手の熱量が、映画を観た人に伝わるだよね。若者にはとくに...きっと。だから涙が出る。。。。。

あぁ〜日本語脳から生まれるさまざまなアニメ...そのニュアンスをダイレクトに感じることの出来る...日本人で良かった!

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