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『アガタカメラbyあがた森魚』Mag内で明日より始まります

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永遠の少年あがた森魚さんの連載が不定期で始まります。

あがたさんとの一方的な出会いは思春期を迎えるまえ、日本TVでの11PMという番組でした。個室と小さなTVを与えてもらい始めた時。当時23時はトンデモなく遅い時間で、ましてこの番組はHな情報も多く、子供だったから隠れて観てました。

長髪ジーパンで下駄、なんだか懐かしいメロディとサウンド。とともに泣いてるのかな?と思いながら初めて聴く「赤色エレジー」は衝撃的でした...

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ベルウッドから発売され、大ヒットする前にあがたさんは自主制作でこんなレコード付き絵本を造っていました。

 幸ちゃんへ もりうお君より 
幸子さんその後どうしてますか。時々おもい出しては僕は切ないです。林さん自身の赤色エレヂヰではあっても僕がうたう時はやっぱり僕のための赤色エレヂヰでその刹那、々々に僕自身のものとして永久に昇華してしまう。僕にはそれが切なくてこうしてレコードにしてしまったのだけど、そのことで林さんや幻燈社の人やもっと多くの人たちの手間を労わせてしまって僕はちょっと心苦しい。特に林さんなんか僕はだいぶ強迫してこんな絵本描かせてしまった。静一赤色エレヂヰには僕なんかには把握し切れない、ましてや表現するに不能な「荒野」が血を吹きながら拡がっている。それを僕の勝手なひとりよがりの音楽を強制して絵本描いて下さいなんて権利どこまであったのかな・・・「ねえ、どこまであったんだ~い」って自問してもそれは少し残響しては空しく消えるばかり。なのに林さん一郎君みたいに(否、ほんと壱ロー君そのものなのです!)「うんとがんばって描かなくちゃあ」と彩々アイデア練りあげてこんなにも又僕を泪ぐませてしまう'71年の足あとをなしてくれた。SekishokuエレヂヰはpoヱヂヰのArrエンヂヰにすぎないじゃないかって、言語障害の遊戯だって・・・云うかもしれない。倹ましく生活るってあんなもんじゃNON!って。でもあなたどなたが生きることじゃない。壱ローの蜃気楼だし幸ちんの旭光なんだ!一郎は絵をやってくだろうし、僕は日本そばの味のするイナリズシろっくをやってくんだし、さっちんはさっちんの道でしかない。僕には悲しんであげること出来てもそれが嘘だなんて云えない。今さっちん荒川さんと一緒にしあわせかなと想ったり、幸ちんあんなに一郎の赤ちゃんほしがったことを想うとせつない。でも僕がいっそう切ないのは壱ロー君がまた幸ちんのこと想い出してお酒うんとのんでないているんじゃないかなと想うとです。壱ロー君のカンゾーなんか悪くしないでね。幸ちんもうんと元気でやってくれればいいなと、僕いのってますよ
 すてきな幸子さまみもとへ 71・あきのゆうぐれ 森魚拝

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昔も今もあがたさん、一本道、ブレないなぁ〜やはり、永遠の少年。
連載お楽しみに!

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