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本日の一本
君も金魚になれ〜???『テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく』アメリカ魂の良心=ユーモアと希望
*TAO LABより
『テッド・ラッソ』〜シーズン1からシーズン3まで放映されているこのドラマ観ました?超オススメです。
タイトルに使った「君も金魚になれ」はこの台詞からいただきました:)〜「幸せな動物は金魚。10秒しか覚えてないからだ。君も金魚になれ。」(爆笑)
アメリカ制作のドラマですが、舞台はイギリス、架空のサッカークラブ「AFCリッチモンド」。アメリカンフットボールのコーチであるテッドが、突然「AFCリッチモンド」の監督に就任する...というコメディ番組ですはありますが、笑いと温かさのバランスが絶妙、ユーモアが人の傷や葛藤をそっと包み込みます。セリフひとつひとつに「希望」や「信じる力」が込められており、観る人の心をじわりと掴みます。スポーツの勝敗よりも「人がどう変わるか」に焦点を当てている点が、秀逸です。
シーズン1
この監督の役を演じたのがジェイソン・サダイキス〜1975年生まれのアメリカ合衆国の俳優・コメディアン。『サタデー・ナイト・ライブ』のキャストメンバーでもあります。
この物語が生まれるきっかけ
実は『テッド・ラッソ』はドラマのためにゼロから作られたキャラクターではありません。
2013年 NBCスポーツがプレミアリーグの放送権を獲得した際、プロモーションCMのためにジェイソン・サダイキスが「サッカーを知らないアメリカ人コーチ」として登場。
その短いコント風CMが大ヒットし、「このキャラクターをもっと見たい」という声が高まり、数年後にApple TV+で本格的なドラマとして企画・制作されたのです。
つまり、広告の一発ギャグ的な企画から始まり、それを骨太の人間ドラマに昇華させたのが『テッド・ラッソ』という作品なのです。
ドラマ化とサダイキスの役割
その後、Apple TV+ が立ち上がり、オリジナル作品として『テッド・ラッソ』が企画されると、サダイキスは以下のように深く関与しました。
・主演俳優(テッド・ラッソ本人)
・共同企画者・脚本家(物語の基本トーンを作る)
・製作総指揮者(作品全体の方向性を監督する立場)
つまり、彼は単に演じるだけではなく、「キャラクターを生み、世界観を築き、作品を育てた中心人物」なのです。
成果と評価
・『テッド・ラッソ』は エミー賞を複数回受賞(主演男優賞・作品賞など)
・サダイキスは「コメディの人」から「人間ドラマを牽引するクリエイター」へと評価を一新〜いまや彼の代表作、ライフワーク的存在となっています。
シーズン2
では、このシリーズから多くの響いた台詞がありますが、いくつか、また、短くしてピックアップしますね。
「信じろ。」
「決めつけるな。好奇心を持て。」
「悲しいよりつらいのは、ひとりで悲しいこと。」
「正しいことをするのは、間違いにならない。」
「希望が人を殺す?いや、希望があるから生きられるんだ。」
「真実は君を自由にする。でも最初は腹が立つ。」
「人は過ちでなく、そこから立ち上がる力で評価されるべきだ。」
「人間は完璧じゃない。助けを求め、受け入れ続ければ"より良い自分"になれる。」
「本当の成功は、他人と分かち合える成功だ。」
「勝ち負けじゃない。人が最高の自分になれるよう導くことが成功だ。」
「僕たちの小さな行動一つひとつに意味がある。」
「今、僕たちはひとつだ。『僕』も『君』もなく、『私たち』だけ。」
「情熱(パッション)とは愛の言葉であり、罪の言葉であり、時には果物のことも指す。」
「本当に愛するものにエネルギーを注げば、宇宙もお返しをしてくれる。」
どうですか?
他にもてんこ盛りですよ!
アメリカ人によく感じる〜なんともおバカ(悪口では非ず)な純なピュアーさ...このドラマが持つ「アメリカ的」な部分は、「仲間を信じる」「弱さを見せる強さ」「希望を諦めない」といった普遍的な価値観です。荒々しい競争や排除ではなく、ユーモアと共感による「ポジティブなアメリカ像」を提示しているからこそ、私は「アメリカの良心」を感じ取るのだと思います。
この「良心」、今、世界に必要なひとつ。369の世を創る上で必要な波動です。
シーズン3
さて、このドラマ、シーズン3で完結だったそうですが、なんと!シーズン4が、世界中の根強いファンの支持を受け、制作が実現することとなったそうです。放映開始時期は未定ですが〜こっりゃ、お楽しみは続きますね:)