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本日の一枚
古典のリリック=深み+未来のリズム=振動...クララ・イゼ、夜の海を揺らす波=呼吸
Clara Ysé(本名:Clara Ysé Dufourmantelle)
フランス・パリ出身。
作詞家・作曲家・歌手にして、詩人でもあり小説家でもある多才なアーティスト。4歳からヴァイオリン、8歳からリリックな声楽を学び、哲学の修士号を取得した後、いまや言葉と音の世界を自在に行き来する存在
彼女の処女EP「Le monde s'est dédoublé」(2019)に続き、2023年に発表したアルバム『Oceano Nox』は、「夜が海から疾り出る」という深く謎めいた出発を予感させるタイトル。ヴァーチャルと現実、光と闇、詩と旋律の境界を越えて響くその声は、まるで「災禍の下にあっても動かぬ原石=マラルメの"joyau intact"」のように存在しています。
また、2024年には詩集『Vivante』を刊行。詩と音楽の交錯で、喪失と再生、沈黙の中に流れる想いを紡ぎ出す、まさに「沈黙を耕す」かのごとき創作を続けています。
*TAO LABより
また、出会いました〜此処伊豆にいながら:)
「音楽は、私にとって息をすること、生命のリズムと同じくらい自然で必須なものです。音を奏でることで、私は自分自身の存在を感じ、解放されるのです。」
「歌詞はただの言葉ではなく、沈黙と響きの狭間を縫い合わせる糸のようなもの。音楽はその間に生まれる感情の"裂け目"からあふれ出すもので、聴く人それぞれの内面に触れる力があります。」
「詩は日々を呼吸させるもので、言葉に重みを取り戻す手段。誰かに読ませるためではなく、自分を解放し、忘れるための行為です。」
〜ステキな女性。
最近、改めて思い出したのは――呼吸は波だということ。
僕等は陸に上がったけれど、母なる星の海、母性の波と共に、毎分毎秒、生きている。
息は活き活きキラキラと輝く波のように寄せては返し、命を紡いでいる。
地球はまさに、水の球体――僕等も生命の波動で出来ている水球なのだ。
僕等はみんなイキている、イキているから唄うんだ:)