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本日の一冊

『密息』...日本人の呼吸術: 深く・鋭く・美しく

いま、日本の社会が極端に弱っている。アガリやすく、キレやすく、無気力......これは身体からの警鐘だ。近代以降百余年、日本人の呼吸は浅く、速くなった。私たちの身体に眠る力強い「息の文化」をいかにして取り戻すか? 
『「密息」で身体が変わる』2006刊、『倍音 音・ことば・身体の文化誌』2010刊等の著作を持つ尺八演奏家+作曲家の中村明一さんの新著。

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『日本人の呼吸術』
...中村明一
横山勝也師、多数の虚無僧尺八家に尺八を師事。NHK邦楽技能者育成会卒業。米国バークリー音楽大学にて作曲とジャズ理論を学び最優等賞を得て卒業。米国ニューイングランド音楽院大学院修士課程作曲科及びサード・ストリーム科で奨学生として学ぶ。
独自に開発した方法による「循環呼吸」、永年の探求により自ら究めた日本古来の呼吸法である「密息」を用い、「倍音」を自在に操る尺八奏者。また、多重音及び声と楽器音を同時に(異なるメロディを)演奏する演奏家。
虚無僧に伝わる尺八音楽の採集・分析・演奏をライフワークとしつつ、ロック、ジャズ、現代音楽、即興演奏、コラボレイション等に幅広く活動。

*密息とは?
腰を落として骨盤を後ろに倒して、腹をやや張り出したままどこにも力を入れず、横隔膜だけを上下させて深く呼吸をする。 これが「密息」という呼吸法です。 かつて畳に座り、帯を腰に締めていた日本人は、ごく自然にこの呼吸法を身につけていたそうですが、近代の生活様式の中で、いつの間にか忘れ去られてしまいました〜とのこと。

呼吸...生きている間はず〜〜〜〜〜っと呼吸していますが:)歩き方とともに呼吸の仕方教えてもらっておりません。
頭ではなんとなく理解出来ますが、実際にこの昔の日本人の呼吸を日々の暮らしの中でフツーにするには???どなたかの実践体験と共にナビしていただきたいものです。

*おまけ

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