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1971年 林武著「国語の建設」→ 1972年 「木霊 - "国語の建設"の反響]

*TAO LABより
言語は思考のOSです。
道具としての現代の世界語ともいえる英語の必要性、便利さはもちろん認めますが、思考のOSとしての日本語は英語とは違う回路で〜具体的には「和」というものを感じ、尊び、それをさまざまなカタチにする上では優れているかと。

「日本語」は「地球語」ではなく、「宇宙語」「神界語」に近いこの次元の言語かも?
そんな言語のOS装備された「日本語脳」、引き続き探求していきます。

さてさて〜この妄想はトンデモなのか?この想像は光なのか?
「祖国とは国語である」 ーエミール・シオランー告白と呪詛より...執行草舟さんが教えてくれました。
あらためて、言語=母国語を見直し...目覚めよ!日本人...ということで、今回はこちらを〜


国語の建設
:林武著
1971年刊

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洋画家として有名な林武(1896-1975)は、三代続いた国学者の家に生まれ、かねてより国語教育に関して、戦後導入された新仮名遣い、漢字制限に疑問を抱きつづけ、自身も旧仮名、旧字を用いるなど、本来の国語を取り戻すべく尽力しました。

この本は氏が国語協議会会長を務めていた昭和46年に出版され、旧仮名、旧字のもつ本来の意味を説き、崩れている言葉遣いに警鐘を鳴らした書です。本文の表記はすべて旧仮名遣いによっています。

【目次】
第一章
憂国の志士となった父 アーネスト・サトウとの親交 国学者としての曽祖父 良寛の歌を集めた祖父 科学と言霊学 父の教員時代 牛乳屋解説 「言文一致会」を始める 「国体政典」と「天日大道教典」 仮名づかひのこと

第二章
「日本語原学」について 「日本語原学」の「中心」思想 五十音について 五十音の音質原義 五十音活用法 語原の究明 助詞の語原 正仮名づかひ習得法

第三章
正仮名づかひはむづかしくない 不合理な「現代かなづかい」 棒引仮名づかひ 当用漢字ないないづくし 漢字はむづかしくない 漢字全廃の方針 国語公害 正しいものを教へる 言語は単なる道具ではない 正しさは慣習にある 美しい言葉、正しい言葉 中心論 伝統へかへる 国語問題協議会 同朋各位に訴へる


木霊-林武著「国語の建設」の反響
:国語問題協議会
1972年
林武著『国語の建設』に対する読後感想文及び各紙書評・解説等を収録したもの

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