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モブサイコ...悩み、思い遣り、お天道様の下、カッコイイ、かな〜日本語脳からしか生まれない作品

『モブサイコ100』は、ONEによる日本の漫画作品。
2012年4月18日からウェブコミック配信サイト「裏サンデー」で、2014年12月よりコミックアプリ「マンガワン」で連載。2016年7月よりテレビアニメが放送開始。2017年12月に完結した。

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何かが「100」になったとき、爆発する少年・モブ。
外見はいたって普通――というよりむしろ地味。
場の空気を読むのが苦手な彼は、じつは強力な超能力の持ち主だった。しかし、それ故に彼の周りには...。
フツーの青春を願うモブに、平穏な日は訪れるのか?

*TAO LABより
このマンガ...厳密にはアニメ作品ですが驚きました。超愉しめましたよ!
物語とキャラ、ギャグとシリアス、作画と色彩、デザインと表情...すべてにおいて日本語脳ではないと組み合わせられないと思われる絶妙のミックス+バランス。
作者のONE氏の原作漫画『モブサイコ100』はこれから読もうと思いますが、彼、なんて優しいというか、ある種、迷いながらもどこか悟っているというか...シン・ニッポンジンの一人ですね。
彼のデビュー作ともいえる『ワンパンマン(作画:村田雄介)』もテーマ性は同じかと。

YouTubuに映像アップされていますが、『山田玲司のヤングサンデー』の第30回記念スペシャルでのONE氏との対談の中で漫画家でもある山田さんが指摘しているこちらを転載。

山田:基本的にONEの抱えた3つのテーマは「能力って何ですか?」ってことと、「その力ってどうすんの?」ていう話と、その先にある「本当の力って何ですか?」っていう。実を言うと「本当の力って何だ?」っていうのが、人生って何だっていうことに繋がってて、この人の場合は。
だから最終的には人生論ていうか幸福論とか、実はそこに着地するメカニズムがしっかりとできてて、ここがすごいなと思うんだよね。
基本的に「力が欲しいぜ」っていうところは変わらない。だから中2問題のスタートは(他の作者の作品と)一緒なんだよな。この人の場合、デフォルトで圧倒的パワーを持っている主人公をドンと(置いた)。両作品そうなのね。
絶対的な勝者からスタートするので、客観的に見れるところにいる人が主人公になってるってところがあって。

文字化されたこのページを紹介します。
『ワンパンマン』原作ONE氏が世界初登場〜マンガを書き始めるきっかけなどを山田玲司が直撃

2022年、相変わらず混沌とダークな歴史を繰り返している人類の存在。
「本当の力って何ですか?」
を実践するための宇宙でも希有な次元がこの地球人類のステージだとあらためて伝えてくれました。
グロバーリストvsナショナリストといった一神教二元論を取り込んだ上でのもう一つの軸〜それは英語では無く、日本語の「愛と正義と勇気」「いたわりとあわれとなごむ」平和を問う日本のマンガ、すげぇ〜〜〜

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アニメ「モブサイコ100」

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アニメ「モブサイコ100 Ⅱ」


引き続き、第3シリーズが〜これから...超楽しみです!
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アニメ「モブサイコ100 Ⅲ」

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