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本日の装い

限りなきディティールの追求〜WAREHOUSE&CO

*TAO LABより
アメリカンヴィンテージウエアが持つ、こだわりや姿勢、大量生産によって失われたアメリカの匂いや魅力を妥協することなく現代に蘇らせているブランド『WAREHOUSE&CO』。

"ウエアハウスカンパニーは1995年の創立以来、ファッションという流行に左右される業界に在りながら、決してそれに流されない、「ヴィンテージ古着の忠実な復刻」というテーマを追い続けています。
縁あって出遭った一着のヴィンテージの生産された時代の背景を考察し、糸の一本から生地、縫製、そして洗い加工にいたるまで、徹底的に研究。
さらに、生産された当時の無骨さや、匂いなどの風合いを消さないサイズアレンジにも取り組んでいます。
一着のヴィンテージ古着との出遭いがある限り、我々の探究心が尽きることはありません。
ウエアハウスカンパニーの衣料はデザイナーズブランドではありません。
それは当時のワークウエアやデイリーウエアにデザイナーの名前が残っていないように、誰が作った衣料であるか分からないからこそ、その衣料がさらに魅力的であると考えるからです。"

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この冬、下記、二枚手に入れました。

1920年代頃までフットボール競技で着用されていたハイネックセーター。ウールで作られたその素材を着まわしやすく、汗をかいても吸水性の高いコットン生地で代用が始まった1930年代のハイネックスウェットシャツ。
素材はコットンになったものの、ウールで作られたセーターのような仕様はそのまま残っています。つなぎ目のないショルダーライン、脇剥ぎ、などはその後「トレーナー」と呼ばれるスウェットには無くなるディテールです。セーターのような重厚感を持った、極めて短い時代に作られていたスウェットシャツです。
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【Lot 468 2本針ハイネックスウェット】
オートミールをチョイス

「フリーダムスリーブ」と呼ばれる肩から腕への縫い付けが曲線を描くパターンは、球技でスローイングがしやすいように考案されたアスレチックウェアとしてのデザイン。
1940年代頃に作られたために縫製は二本針が主流で、美しい曲線は着こむごとに二本針のアタリとなって顕著にあらわれます。
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【Lot 404 フリーダムスリーブスウェット】
杢グレーをチョイス

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