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ガロの時代

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*TAO LABより
1964年、新幹線が開通し、東京オリンピックが開催された年でした。
当時まだ3才になったばかりでしたが、思春期を迎えるちょっと前、70年代初頭より多大な影響を受けた雑誌がこの年2冊創刊されました。

『平凡パンチ』と『ガロ』
戦後20年あまりが過ぎ、この雑誌の登場により「戦後の若者文化」が始まったともいえます。

貧しさから抜け出しつつあった60年代、若者たちは学生服を脱ぎすて『平凡パンチ』の表紙に描かれた洒落たファッションを真似て街に繰り出した。一方、オリンピック景気に乗り切れない青年たちの心を捉えたのが『ガロ』だった。そこに掲載された『カムイ伝』は、農民たちの階級闘争を骨太のタッチで描き、「マンガは子どもが読むモノ」という概念を覆した。二つの雑誌は、既存の価値観や秩序を打ち壊すアングラやヒッピー、全共闘運動などとも連動し、カウンター・カルチャーの大きなうねりを生み出した...あぁ、昭和。

こんな映像を見つけたので今回はこちらをご紹介。

*ガロの時代

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