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オダワラ興味sing!sing!選曲リスト

VOL11 2021-02-10

今月からゲストをお招きして、お話を伺っています。
第一回はアクト企画室代表 増渕正明さんです。

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子供時分、同じ町内に静観荘というホテルがありました。このホテルに実家山田屋が魚を納めていました。このホテルの社長さんは雨宮さんといい、鉄腕アトムの御茶ノ水博士そっくりで、子供心にとても親しみを持っていました。
ここは浅草演芸世界と繋がっており、毎月定期的にさまざまな芸人さんたちがこちらで浅草の演芸場まんまの催し物を行っていました。ありがたい事に小さいときからそのプログラムをいつも見せてもらっていました。
今回紹介するお二人は小学生のとき、そこで観たことのある、戦前から、また、戦後焼け野原から日本人に笑いの娯楽を提供してくれていた二人のボードビリアンの懐かしいこの曲を。

一曲目

榎本健一(エノケン) / 洒落男

〜エノケン、榎本健一さんは日本の喜劇王と呼ばれ、戦前戦後大いに活躍しました。この洒落男は(原題 A Gay Caballeroは)作詞:ルー・クライン、作曲:フランク・クールミットによるアメリカのポピュラーソングで、1928年から1929年にかけヒット。
日本では1930年に二村定一さんによりレコード化、エノケンさんは1936年の映画「エノケンの千万長者」で挿入歌として唄いました。
この楽曲を熱海で生で聴いたのは、エノケンさん、1970年にお亡くなりになっているのでそのちょっと前かと。義足を使った芸を拝見し、驚いたこと憶えています。だから記憶が鮮明なのでしょう。

二曲目

トニー谷&宮城まり子 / さいざんすマンボ

〜たぶん、トニーさんをはじめて観たのはTVで、番組タイトルは「アベック歌合戦」、1962年から始まっているけどその当時は2歳なので記憶になく、1968年まで放映していたので3つ4つぐらいの時からの記憶かと。
カップルの登場シーンで、司会のトニーさんが「あなたのお名前なんてぇの?」と拍子木を叩きながら自己紹介させるシーンと番組冒頭の挨拶である「レディース&ジェントルマン&お父さん、お母さんおこんばんわ!!」、番組中の「〜ざんす」などは当時の自分にはたまらないフレーズで、赤塚不二夫のイヤミそのものの存在にシビレてました。
大滝詠一さんが彼の作品をまとめた『ジス イズ ミスター トニー谷』というアルバムから1曲目のこの唄を。リズムに乗り、そろばん使っての珍芸も凄かったですね。

戦前戦後が今思うと妙にハイカラなのはなぜなんでしょうね???

...番組の感想やリクエスト等、送っていただけたら幸いです。
fmo@fm-odawara.com

*YouTube
著作権の関係でトークのみの録音です。
https://youtu.be/csOT9VRCAIc

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