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「自他一如」〜医の現場から見えること〜 by 岡田恒良

第二十七回 『発がんのメカニズム』

千島喜久男博士と安保徹教授の研究をもとにして書きました
さらに森下敬一博士、久司道夫氏、井上アトム氏からも多大な教えを頂きました。

1  万能細胞の分化異状がガンになる
2  赤血球・白血球が万能細胞である
3  赤血球の停滞や微小出血部位が発がんの温床
4  血流の改善が必要
5  赤血球の生成は小腸である
6  脂質が赤血球の細胞膜を作る
7  オメガ3、6などの多価不飽和脂肪酸の摂取が重要である
8  ミトコンドリアの低下が発がんを誘発する
9  ミトコンドリアに必要な抗酸化剤やビタミンB群を十分に摂取する
10 適度な有酸素運動の習慣を作りミトコンドリアを徐々に増加させる
11 過剰な糖分摂取はミトコンドリアを低下させる
12 腸内細菌の健全なバランスが赤血球合成に関与する
13 野山や大地と接することで、腸内フローラが活性化する
14 胃角部やS状結腸など蠕動が強く、粘膜が出血しやすいところでガンが発生している
15 乳がんも上半身の運動不足でリンパのうっ滞が起きているから発生しやすい
16 子宮がんなど他の臓器も血流不全、うっ滞が関与している
17 ガン遺伝子はガンの原因ではなく、ガンが出来てから発生するもの 
18 遺伝の要素はなくもないが、環境要素に比べて小さい
19 自律神経が血流をコントロールしている
20 自律神経の安定が大切である
21 自己中心性の克服がその要(かなめ)になる 

みなさんのご意見をお待ちします。
20年の外科医の経験とそのあと20年の自然医学の先達からの学びから導き出せた結論です。
あとは実践あるのみ。
野菜を食べて適度な運動をしてストレスを溜めない、そりゃそんなことできれば世話ないわ!って言われそうですけど。

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*著者 プロフィール
なごやかクリニック院長
名古屋醫新の会代表 
岡田 恒良(おかだつねよし)
https://www.facebook.com/tsuneyoshi.okada1
1955年岐阜県生まれ
1980年岩手医科大学卒
約20年消化器系一般外科医として通常に病院勤務。市民病院で外科部長として勤務中、ある先輩外科医との運命的出会いがあり、過剰医療や過剰投薬の現状に気づき、自然医学に目覚める。
1999年千島喜久男博士の勉強会を名古屋で主催、マクロビオティックの久司道夫氏の講演会企画をきっかけに病院を辞職。
御茶ノ水クリニックの森下敬一博士の機関誌《国際自然医学》に「自然医学の病態生理学」を長期連載。中山武氏の主催するがんの患者会「いずみの会」の顧問をしながら安保徹教授の講演会を開催し、親交を深めた。
看護学校にて補完代替医療について講義中。
2006年コロンビアのドクトル井上アトム氏に出会い、運動療法・自然療法の重要性を認識。以来南米に3度訪れる。 「自他一如」の探求は2000年から続く。

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