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連載

本日の一冊

ぶ 江戸かぶく現代

*口上〜紙面より
世界最大で、最高の文化、芸術を有した江戸という都市。
そこから転じて明治維新から現代まで、この国の興味の大半は海外に向けられ、人も風景も欧米化されてきた。
貨幣経済が行き過ぎた今こそ、戻るべき価値観のある江戸をもう一度日本人の心に取り込み、今この日本で、最高にかぶいているアーティストにフォーカスしていくメディアが立ち上がる。

かぶく。
それは普通ではないということ。
異端を恐れず時代の先端を行くということ。
伝統は革新の連続だ。
江戸は未来だ。
明治維新からちょうど150年、
現代のかぶく表現者たちによる日本文化の再構築がここに始まる。

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画家SHOHEI(大友昇平)氏のボールペン画による表紙

新和文化雑誌 平成三十年三月九日(仏滅)創刊! !
「ぶ」 江戸かぶく現代

*編集長・腰塚光晃からのメッセージ
江戸にあった最高にいい感じな価値観を知ってしまったので、その最高を皆様に知って欲しく、本にしました。
加えて、和をテーマにした最高に面白い表現をしている人たちとの出会いもまた、本書の制作を後押ししています。まさに、「読まないと日本人として損をする」本になったと自負しています。
太古の昔から、すべての物事は行き過ぎて終わることはなく、ほとんどが逆戻り、つまり"リバイバル"しています。レコードだって、商店街だってリバイバルしています。その点、江戸をうまくリバイバルさせることができたら、この国は世界で一番楽しい国になるかもしれません。こんなに沢山のコンテンツと戻るべき価値観を有する国は他にはないのです。ぜひ、本書でその一端にふれてみてください。

腰塚光晃
こしづか みつあき
フォトグラファー、クリエイティブディレクター
1969 年生まれ。1997 年写真家として活動を開始。ファッション、広告、音楽などのジャンルで写真、映像の制作に携わり、2004 年クリエイティブオフィス(株)MOREVISION を設立。2010 年写真集『JAPANESE』、『へんで、いいよ。』を刊行。同写真展開催。2013 年着物ブランド「Elly&Oby」のコレクションを新宿伊勢丹本店で発表。翌年、妻である腰塚レイコとともに東京・中目黒に着物屋「KAPUKI」をオープンした。
http://www.mitsuakikoshizuka.com/

*TAO LABより
明治維新以前の江戸時代、あらためて生活風習精神性を参考にして、地球維新ネオ江戸時代という方向性はあるかと。
個人的にはこの記事、気に入りました。

江戸のモードは世界で最も早かった!
丸山伸彦教授に聞く、江戸文化論
粋にかぶく、粋に遊ぶ

衣装服飾史研究家である武蔵大学の丸山伸彦教授。教科書で教えてくれなかった江戸の凄さを知ることで、日本人としての誇りと元気を蘇らせる。

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*丸山伸彦
まるやま のぶひこ
1957年、東京生まれ。武蔵大学人文学部教授。
東京大学大学院人文科学研究科美術史学専修課程修士修了。国立歴史民俗博物館情報資料研究部助教授、金沢美術工芸大学美術科助教授を経て、現職。専門は服飾史、染織史。
日本の美術340 武家の服飾」(1994年至文堂)、「江戸モード大図鑑ー小袖文様に見る系譜」(1999年国立民族博物館企画展示カタログ)、「江戸のきものと衣生活」(2007年小学館)、「江戸モードの誕生ー文様の流行とスター絵師」(2008年角川選書)など、著作、論文多数。
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*もののけ祭り
「ぶ」マガジンの進化系としてこのようなお祭りがこの夏開催されることとなったそうです。

令和元年8月31日・9月1日、日本有数の神域・信州戸隠で「もののけ祭り」初開催!
https://camp-fire.jp/projects/view/168199

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