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本日の一本

『ROMA』

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ROMA

*紹介
ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン監督が、政治的混乱に揺れる1970年代メキシコを舞台に、とある中産階級の家庭に訪れる激動の1年を、若い家政婦の視点から描いたヒューマンドラマ。キュアロン監督が脚本・撮影も手がけ、自身の幼少期の体験を交えながら、心揺さぶる家族の愛の物語を美しいモノクロ映像で紡ぎ出した。70年代初頭のメキシコシティ。医者の夫アントニオと妻ソフィア、彼らの4人の子どもたちと祖母が暮らす中産階級の家で家政婦として働く若い女性クレオは、子どもたちの世話や家事に追われる日々を送っていた。そんな中、クレオは同僚の恋人の従兄弟である青年フェルミンと恋に落ちる。一方、アントニオは長期の海外出張へ行くことになり......。
2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で、最高賞にあたる金獅子賞を受賞。日本ではnetflixにて公開中。

ちなみにローマとはイタリアではなく、メキシコシティにある地区の名前とのこと。

*TAO LABより
メキシコの70年代初頭を時代背景にこの映画は個人にとってはそれなりの出来事を演じているというよりは淡々と白黒で記録。ひとつひとつのディテールが単純に美しい。上手く言葉で表現出来ないけど名作映画の王道の一つともいえる雰囲気や時の流れを焼き込んでいる一本でした。

メキシコ〜町の音色、景色。人の顔と音楽の調べ。それらすべてが色彩となり、観れる場所。
そんなに訪ねた回数は多くないですが、なんとも心にずっしりと残る旅ばかりを与えてくれる場所。
高1の時にティワナ、大学2年生の時にはカンクンからメキシコシティまでバスで横断の旅。時は流れ、10数年ほど前にはバハカリフォルニア南部を周遊。山岳地帯よりやはりビーチに惹かれます。次の機会にはレトロだけどアカプルコに行ってみたいと思っています。アカプルコ〜熱海とおなじようにその響き(=観光地のネーミングとして)だけでそこに身を置きたくなります。

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