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「自他一如」〜医の現場から見えること〜 by 岡田恒良

第十二回 第六感を磨くスワイショー  

 長年スワイショーをしている人が口を揃えておっしゃることは、スワイショーには何か不思議な効果があるということです。得難い出会いや、思いがけない方との再会、貴重な情報がもたらされます。シンクロニシティとでも言えるような、偶然の出会いがよくあるのです。

脊髄と脳.jpg

 激しい回転運動を支えるためには、下半身をしっかり大地に接地させなければなりません。これはアーシング(またはグラウンディング)という、効果があると考えます。また脊髄をしっかり回転させ、血液循環はもちろん、脳脊髄液(CFS)までもが循環するので、脳の活性化が起こります。ポジティブシンキングになり、発想が豊かになります。

 これは脳がラジオである、何か外の情報をキャッチしているという考え方から説明できます。頭蓋仙骨療法という、脳と仙骨を磨く方法がありますがそれと同様に、脳から伸びる脊髄がまるでアンテナのようになり、情報をキャッチしていると考えています。

 こうした何かの言葉で説明できない情報が飛び交っていることを知ったのは、ルパート・シェルドレイク博士の番組(1997年NHK教育知への旅)を見てからです。『生命のニューサイエンス―形態形成場と行動の進化』は素晴らしい本でした。また喰代栄一著『なぜそれは起こるのかー過去に共鳴する現在シェルドレイクの仮説をめぐって』これを早速買って読みました。

 シェルドレイクの「形態の共鳴」に基づいたことはあちこちで観察されています。つまり集団で始まった行動が、離れた別の集団に何らかの方法で伝播するようなことが、動物界や人の社会では見られるということです。そういうテレパシーとでも言っていい情報が飛び交っていますから、スワイショーでそれがさらに強化されるということかもしれません。

 脳のアンテナである脊髄をしっかり磨いて、活性化することで、飛び交っている貴重な情報に周波数を合わせてください。素晴らしい情報が入ってきて、出会いがもたらされます。しかし自己本位の目的では入ってこないので、それだけはご注意ください。 ...続く


*著者 プロフィール
なごやかクリニック院長
名古屋醫新の会代表 
岡田 恒良(おかだつねよし)
https://www.facebook.com/tsuneyoshi.okada1
1955年岐阜県生まれ
1980年岩手医科大学卒
約20年消化器系一般外科医として通常に病院勤務。市民病院で外科部長として勤務中、ある先輩外科医との運命的出会いがあり、過剰医療や過剰投薬の現状に気づき、自然医学に目覚める。
1999年千島喜久男博士の勉強会を名古屋で主催、マクロビオティックの久司道夫氏の講演会企画をきっかけに病院を辞職。
御茶ノ水クリニックの森下敬一博士の機関誌《国際自然医学》に「自然医学の病態生理学」を長期連載。中山武氏の主催するがんの患者会「いずみの会」の顧問をしながら安保徹教授の講演会を開催し、親交を深めた。
看護学校にて補完代替医療について講義中。
2006年コロンビアのドクトル井上アトム氏に出会い、運動療法・自然療法の重要性を認識。以来南米に3度訪れる。 「自他一如」の探求は2000年から続く。

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