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アガタカメラ~佐藤敬子先生を探して~ by あがた森魚

第三回『夏至の一夜もあっというまに^^!!』

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みなさま。
夏至の一夜もあっというまに到来。
夏至は、世界各地に恋愛にまつわる言い伝えがあるようです。
予期せぬ恋に陥るともいう。未来のパートナーの夢をみるという。
今年も、夏至の一夜はファナテックな要素を秘めて不思議はなかった^^。
さてこれからいよいよ夏。サマーオブラブ?!の始まり^^!!

◆6月21日のマーブリングをわかちあってくれた全ての人々に◆

■2018年6月25日(月)
6月21日の東京ラママでの「佐藤敬子先生を探して」の一夜を形成してくれた
全ての人に感謝しています。
それが,マーブリング2018号から、まず20世紀と21世紀への感謝です。
(この表記自体が、すでにメガロマニア、誇大妄想と思われたならば、おゆるしください)

●「忘れてはいけない」
●「忘れなくてはいけない」

その往復運動の中にあって、現在現実と、概念、仮象、との往復運動のあいだにあって、忘れ物探しという意味でも、まーぶりんぐ18号の役割は引き続き甚大です。
なぜならば、われわれの故郷=虚空は甚大かつかなり遠方だからでしょうか。
今日出発の人、旅の帰途の人、今日思い煩う人、今日疎外される人、今日病の人、今日解放される人、今日祝福される人。
けれども忘れてはいけないのは「前衛」の孤独、孤立です。「闘う人」「使命者」の大地への畏敬と帰巣本能です。そして「選ばれてあるもの」の精神と郷愁です。
それとて「前衛」「闘う人」「使命者」「選ばれてあるもの」の、この地上での、つかのまの孤立、孤独でしかないのですが。

太陽やお月さんへはもとより太陽圏各惑星への感謝。
僕らの過ごした第三惑星の極東の列島の島々の木々のそよぎや港の波のきらめきへの感謝。
稲垣足穂やマックス・エルンストやバツラフ・ニジンスキーやボビオ・ディランのことを日々忘れているわけではありません。
早川義夫や遠藤賢司や細野晴臣のことを、そしてあなたのことを日々忘れているわけではありません。

日々、ぼくらは、贅沢な旅の途中にあります。長い旅です。
長い旅の途には、あれもこれもが贅沢に押し寄せてきます。
であらばなおさらゴーイングマイウエイでひとつひとつ乗り越えて!!
今、病んでいる方も、今、親からも、学び舎からも、同志からも、友からも、社会からも、そして愛しあっているはずのあなたかの愛からも、いかなる救いの手も差し伸べられないままでいる全ての人にも、気を落とさないでと叫びたい。

だから、僕は、6月21日を形成した全ての人々に感謝しています。
どんな形であれ、6月21日を有形無形に形成した全ての人々に感謝しています。
6月21日のマーブリングをわかちあってくれた全ての人々に感謝しています。
(それがたまたま2018年の一番夜の長いミッドサマー、夏至夜でもあったとはいえ)
それが、マーブリング2018号から、20世紀への感謝です。
それが、僕自身の果てることのないまだ旅の途からの、未来への憧憬とありがとうと慰謝慰撫にちがいありません。

ひきつづきよき旅がともにあらんことを!!
morio.A.ideal

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